医療崩壊の責任は誰にある

医療崩壊の責任は誰にある2021.9.14

人口あたりの医療従事者数は諸外国と同じレベルだが病床数は諸外国の3倍。医療従事者には日常的に過剰な負担がかかっている。

退院と転院の問題をクリアしないとことがスムーズに進まないわけだが、なぜ日本では病床が過剰なのだろうか?

医療従事者数が同じなのに描写が3倍あると言う事は一生入院が推察される。考えられる理由が3つ

①診療報酬の問題

②介護制度との兼ね合い

精神疾患の問題


①日本の診療報酬に偏りがあり、病院には多数の入院患者を受け入れないと経営が成り立たないと言う事情がある。その結果重篤ではない患者も本人が希望すれば入院させられている可能性が高い。


②介護との境界線が曖昧な疾患を抱えた要介護者が多く、病院が事実上、介護を肩代わりしている可能性が否定できない。介護との関連性が高い療養病床は全体の2割以上を占めている。


③療養病床や精神病床が多いのは介護制度や社会におけるメンタルケア体制が不十分であることの影響が大きい。

 


明確なリーダーシップと合理的に意思決定できる専門チームが必要。現行法の範囲でもできる事はたくさんある。医療関係者の協力を呼びかけるのは当然だが特定の関係者にただ圧力をかけても問題は解決しない。