宇野常寛「参院選の山本太郎問題」

宇野常寛参院選山本太郎問題」

・ネット選挙解禁されたが、自民党の大勝と山本太郎の当選
・硬直したマスコミでは表出されなかった世論が形成されるという期待。
・ネット選挙運動がネトウヨマーケティングに強い安倍自民党原発陰謀論者(福島差別を煽る、風評を垂れ流し、偏見を煽る)の当選にしか貢献しなかった。
・インターネット系の実業家、若手論客:仕組みを変える必要性、ネットが社会を変えると主張し続けてきた。宇野自身もネット発の論客。だが仕組みを変えるだけでは不十分。新しい革袋には新しい酒が必要。
・安倍自民党にブレーキをかけたい人たちがどこに投票したらよいかわからなかった。
・共産・山本=反原発を自分承認的に消費している人達に投票するか、右から左まで政権担当能力に不安があるから消去法的に自民党に投票するしかない。
・新しいリベラルの結集の必要性。反原発を否定はしないが陰謀論や守旧左派の反原発はダメ。「3分の1を抑えているから役目を果たしている」現実より理想主義を唱える、政治的に無力だが正しいことを主張するという55年体制時の左翼の過ち。現実主義的リベラルの必要。
・例えるならデラーズ・フリートではなくエゥーゴ的に、資本主義のうちから変えていく。